じょに&ブルースクルーザー東京ツアー2005
『倶楽部ファイアー』の「演奏記録」より抜粋
10月8日(土)高円寺 JIROKICH 飛び入り参加篇
入道氏はわたしの顔を見ると、「演奏できる?」と聞いた。わたしはもちろん「ハイ、ありがとうございます。」と返事。1部と2部の最初にゲスト出演した局洋次郎さんのSGがステージ脇にあったので、それを使わせてもらって飛び入りとなった。1曲終えて席に戻ろうとすると、入道氏が「ワンモア!」と声を掛けてくださったので、もう1曲。SGが弾きにくくて往生したが、わたしの後で飛び入りした小安田憲司さんはSGでもバリバリ弾いた。ギャフン。
ブルースクルーザ−のメンバーの古くからの友人、ドラマーの高橋まこと氏をはじめとする、在京福島県人のみなさんとも1年ぶりに再会し、ミッキー扇(V&Harmonica)、早坂洋一(G)、渋谷研一(B)、いさむ(D)のメンバーらと演奏終了後は午前4時すぎまで打ち上げとなった。
(画像提供:なまず亭じょに)
10月9日(日)中野 BRIGHT BROWN
思い出すままに出演者を列挙してみると、B&高橋まこと、ランブリン前田、コージ(ライトニン)大内、ローンウルフ造田、ロイキ、東京チェリーボーイズ、ユカリー、などなど。そして最後はやはり、じょにの「ジョージア」。12時頃に「祭り」は終わったが、わたしはその後1時間半くらい残っていたミュージシャンなどとお喋り。中野から自転車で帰宅すると2時を少し回っていた。
(画像提供:なまず亭じょに、しんさん/画像は上から、わたりべふみ、大道、長見順、じょに&東京チェリーボーイズ)
「ミッキー扇&ブルースクルーザー」一年ぶりの東京。去年は台風の大雨で店が浸水したため、他店での演奏となった彼ら。「今年こそは JIROKICHI で!」との思いを実現するべく、店との調整を行なったのが、これも去年と同様に入道氏。「入道 WITH ミッキー扇&ブルースクルーザー」というのがこの夜のショータイトルだ。
ブルースクルーザ−が本拠地としている福島なまず亭主じょにも同行。じょにとなまず亭、ブルースクルーザ−を慕って集合した福島県人が目立ち、また入道氏の友人やファンなども集まって大変な客入り、満員御礼となった。クルーザーの熱演、入道氏の深いボーカル、ショーは2部に入ってどんどん盛り上がり、最後はあまりに盛りあがりすぎて、思わず「サヨナラコンサートみたいだ」と冗談を言ったほどである。
「CATFISH BLUES MARKET 2005」というのが正式名称のようだったが、通称「じょに祭り」と言うにふさわしく、じょにに会いに来たミュージシャン、友人・知人で身動きできないほど超満員。「いったいビールは何杯売れただろう?」
この日、じょには「レディース・ハリケーン」という企画を考え出していて、3人の女性ブルースギタリスト、すなわち、わたりべふみ、わたし、長見順(出演順)を集合させた。二人はわたしより遥かにキャリアが上の先輩だから、わたしにとっては光栄なことであった。じょにのハカライにわたしは感謝であった。
とはいえ、何せ、出演者が多く、店中がごった返しているような情況だったので、「レディース・ハリケーン」もそれぞれ3曲演奏ということになった。短い演奏時間ではあったが、わたしはこれまで二人の演奏をきちんと聞いたことがなかったので大変新鮮だった。小柄なわたりべさんはちょっとファニーボイスで戦前女流シンガーのフレージング。そしてカントリースタイルのギターがまたすごい。チューニングを変えて、左手にスライドバーをはめて、「クロスロード」を弾き語りしたときは、思わず唸ってしまった。「そうだ、こういう『クロスロード』が聞きたかったんだ!」
わたりべさんからバトンを渡されたわたしは、クルーザーのメンバーと演奏。ドラムには中山幸也が参加してくれた。わたしが3曲ボーカルをとり、途中でミッキー扇が2曲歌うという形で、1ステージにした。ミュージシャンが多いので、もう少し気の効いた選曲にもしたかったけれど、結局、ワイワイ盛り上がっている雰囲気を壊したくないので、わかりやすい有名曲を歌った。店にいた人が皆喜んでくれているように感じた。
長見さんがステージに上がる前に、サポートメンバーのJOJO澤度、ポニ−ボ−イ野中らが3曲演奏。それから登場した長見さんは、いやはや、指引きのフレーズがアクセントとストリーに満ちあふれ、素晴らしくて感服。上手い!自由闊達に演奏していてうらやましかった。わたしが未だに越えられずにいるハードルをとっくにクリアーしていることがよくわかった。そして、彼女の独自の世界はわたしが日頃求めているものとは違っていることもよくわかった。